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先日春の人事の為の個人面談を行っていた折に気づきがあったので今日はその話を。

【はじめに】
今回の面談では謙遜と謙虚は別の話しだと言う事についていくつか話しをしました。
まず謙遜とは「控えめな態度をとる」という意味で、つまりは控えめになる理由があるってことです。
次に謙虚とは「控えめでつつましい様」であり素直に相手の意見を受け入れるという意味だそうです。

これ似てるようで、実は本質的に何かが全然違うんですがお分かりでしょうか?
ようするに謙遜はつつましいフリで、謙虚は本当につつましくあると言う事ですね。
そうです、フリをするってことは何かを隠す、もしくはかばっているからフリをするんですね。

(1)【問題提起】
そこで僕は、実力があるのにつつましい様子が謙虚で、実力が無いのを隠すのが謙遜だとしました。
仲介営業の会社はどこかで実力主義が影響していて、結果が出なければ謙遜せざるを得ません。
逆に結果が出ていても天狗になってしまっては悪影響ですので、そこは謙虚であって欲しいものです。

このように問題は謙虚になれない人と、謙遜せざるを得ない人にあるのが良く解ってきました。
では具体的解決策ですが、謙遜する人には数字の部分でももっとシビアに頑張ってもらいます。
そして謙虚になれない人には謙虚な姿勢を身につけ周囲への影響力を意識してもらいます。

(2)【原因追求】
しかし口では簡単に言えてもどちらも自分の意識改革の問題ですので非常に難易度は高いです。
ということで何故謙遜したり謙虚になれなかったりするのかの原因を考えてみることにしました。
どちらも共通しているのは真剣に取り組んでいないと言う事が一番の原因だと思いました。

(3-1)【謙虚になれないのが真剣では無い理由】
謙虚になれないと言うのは、自分は完全だと思いたい願望がそうさせているにすぎません。 
なぜそんな事を思うのかと言うと、無意識的に成長する事を避けていると考えると自然ですね。
成長するのを避けている姿勢を見て真剣にやっているとは絶対にならないですね。

(3-2)【謙遜しているのが真剣では無い理由】
実力が伴っていない、自分に自信が持てない弱点をかばっている様子が謙遜です。
弱点を知っていても問題解決ではなく取り繕うことで誤魔化すのは決して真剣とは言えません。
真剣であれば、取り繕うかどうかよりも問題解決に勤しむ様子がうかがえるはずです。

(4)【解決のための思考パターン】
これらを踏まえ真剣に仕事に取り組んでもらう為、各自の問題解決を促す事にしました。
結局、真剣になれるかなれないかの境目は、自分には今はこれしかないと思えるかどうかです。
全ての世界で一流と呼ばれる人は、見せる見せないは別として一流の努力をしています。

自分にはこれしかないという覚悟が無くても一流の努力ができる人も世界にはいるかもしれません。
ですが自分がそういう特殊で少数な運の強い人だと思うのはあまりにも謙虚さに欠けますね。
自分にはこれしかないという覚悟をするかどうか、まずはこの選択肢が重要になります。

(5)【どうしてもダメな人】
逆に今はこれしかないと思えないなら全力でぶつかれないのは百歩譲って理解できます。
ようするに他にも自分には可能性があるんじゃないかって模索しているわけですよね。
ですが、中小企業にとって目の前の仕事に真剣になれない人に会社にいてもらう必要はないです。

これしかないと思える仕事を探している最中だと言うなら会社を辞めて自己責任でお願いします。
というように真剣ではない人には真剣になってもらって、なれない人には辞めてもらうようにしました。
20代ならもうしばらく様子も見ていられますが、30代にはそれを見てあげる気はありません。

(6)【感想】
世代は非常に重要な指標だと僕は考えているので世代に応じた指導をしようと思っています。
まあ、20代で真剣になれたなら僕より優秀な人を社員として排出する事になるわけです。
30代の人達には少なくとも僕程度に真剣な姿勢で取り組んでもらいたいと願います。

人生を24時間で例えたら、20代は早朝、30代は午前8~11時の間程度のところです。
20代で目が覚めたら早起きですし、30代なら間に合うかどうかのカウントダウンです。
でももし寝坊したり、起きても二度寝するのは1日しかない人生ではあまりにも勿体ないですよね。

【最後に】
ということでまだ布団から出ない子たちを叩き起こそうと思います(笑)
ご静聴ありがとうございました。

松田